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こころの病気に関する治療・ご相談

リワークデイケア

リワークデイケア

ストレス社会と呼ばれる現代、職場のストレスによりうつ病となり休職される方も少なくありません。うつのために当院を受診される患者様も急増しています。「復職に向けてのリハビリをしたい」「復職前に生活リズムを整えたい」「復職後に再発しないだろうか」といったニーズや不安に対し、当院では、復職支援プログラム(リワークデイケア)を実施しています。専門スタッフが病気の回復と復職のお手伝いをさせていただきます。

対象となる方

基本的に以下の様な方を対象としております。

  • うつ(うつ病、適応障害など)で治療中の方
  • 現在「休職中」で復職を目指している方(退職者、就職活動中の方は対象外です。)
  • プログラム参加について、主治医・職場側の許可のある方
  • その他、プログラム利用にあたって支障がない方

なぜリワークデイケアか?

うつ病の回復には波があると言われています。決して右肩上がりだけでない経過の中で、仲間と支え合い、色々な意見をもらい、休職を振り返ることは、自分自身の対処能力の向上につながります。
リワークデイケアでは、月曜〜金曜までの週5日、就業を意識した時間帯(9:00〜16:00)に通所し、様々なプログラムを通して復職後のストレスに耐えうる力を備える取り組みをしています。

《うつ病の回復曲線》

目的&メリット

① 復職に向けての基礎能力の改善を目指す

うつ病は、まずゆっくりと休養することが大切です。その後、回復期になり復職を目指す段階になると、休養中に低下してしまった集中力や持続力の回復・改善が次の課題となります。プログラムを通じて、そういった復職する上で必要となる基礎能力の回復を目指します。

② 規則正しい生活リズムを確立する

うつの状態によっては家に閉じこもりがちになります。また、昼夜逆転の生活になってしまう方も多くいらっしゃいます。決まった時間に起床し、プログラムに参加することで毎日の生活リズムが整えられ、復職に向けての第1歩を踏み出すことができます。

③ 同じ悩みを持つ仲間同士で支えあい、励ましあうことができる

共通の悩みをもった仲間がいることはそれだけで心強く、一緒に復職に向けて取り組もうという意欲が湧くものです。また、仲間同士で復職に向けての様々な問題点を話し合うことで解決の糸口が見えてきます。

④ 再発予防に向けた取り組み

復職後の病気の再発は皆さん不安になる部分です。当院リワークデイケアでは、再発予防・継続勤務に耐えうる状態を作ることを目標に、ステップ制を導入しています。参加率や規定プログラムの修了を条件として、ステップ1〜ステップ3まで段階を設定し、ご自身でどの段階にいるのかを把握しながら、その段階に合わせた復職準備に取り組んでいただきます。そうすることで、状態や症状の肯定的変化を着実なものとし、かつ、セルフケアのスキルを学ぶことで対処能力の向上を図り、継続勤務に耐えうる力を身につけていきます。

開催日

曜日:月曜〜金曜
時間:9:00〜16:00(開場は8:50)
※土日、祝日、年末年始、夏季休業期間はお休みです。

通所期間

当院リワークデイケアでは、ステップ制を導入しています。規定のステップを全てクリアし、主治医から復職許可が下り、職場との復帰合意がなされ、ある程度復職の目途がついた時点で通所終了となります。回復状態にもよりますが、最短で約2ヶ月〜3ヶ月程度が目安となっています。

見学・参加開始について

リワークデイケアの見学・参加開始は随時可能です。ただし、参加の前に必ず見学をお願いしております。

内容

リワークデイケアは、精神科デイケアのプログラムとなります。1週間の予定は以下の通りです。

リワークデイケア 週間予定表
8:50 開場
9:00-9:10 朝ミーティング
9:15-9:55 ウォーミングアップ
10:05-12:00 グループ
ミーティング
(〜11:05)
CBT Basic CBT アドバンス 心理教育
プログラム
1週間振り返り
来週の目標立案
オフィスワーク※ 課題別
プログラム※
課題別
プログラム
オフィスワーク
12:00-12:30 面接/オフィスワーク
12:30-13:30 昼休み
13:30-14:00 デイケア会計(13:30〜) ・ 午後プログラム準備 ・ 自主活動
14:00-15:40 SST 振り返りの時間 軽スポーツ 課題別
プログラム※
オフィスワーク
15:50-16:00 帰りミーティング

  • ※「課題別プログラム」は参加者によって取り組んでいただく課題が異なります。
  • ※「オフィスワーク」は、各自で取り組んでいただく課題を持参してください。尚、持参いただくものについては、ご自身の職場に関連したものとさせていただきます。

認知行動療法(CBT)とは

近年注目されている心理療法で、うつ病などの治療アプローチとしての有効性が多くの研究で実証されています。日本でも、様々な施設のうつ病復職支援プログラムに取り入れられています。

出来事→考え方→感情

認知行動療法では、気分の落ち込みや、抑うつの原因になっているのは、ストレスな出来事そのものではなく、その出来事をどのように受け止め、どのように考評価するか、という「考え方」にあると理解しています。

例えば、すこしの失敗でも「失敗してしまった。」と過度に落ち込んでしまったりする「完璧主義思考」や、うまくいっている部分もあるのに失敗した部分にばかりに目が行って「自分は何もできない。」と抑うつ状態になってしまう「選択的注意思考」といった考え方等がうつ病の方の思考の特徴とされています。

認知行動療法では、そういった特徴的な「考え方」にアプローチしていきます。ただし、認知の修正を目的とするというよりは、自分の思考パターンと上手く付き合っていく方法を考えるというイメージの方が近いかもしれません。

職場連携

当院リワークデイケアでは、円滑な復職を目指し、リワークデイケアに参加されている方の職場との連携を行っております。継続勤務・再休職予防のため、必要な情報を職場側と共有させていただくことで、復職後の対応策を考えていきます。そのため、当院のリワークデイケア参加にあたっては、職場側の承諾が必要となりますので、ご理解ください。

申し込みまでの流れ

当院を受診されている方

申し込みまでの流れ・当院を受診されている方

当院以外(他医院・クリニック等)を受診されている患者様

※利用にあたっては、主治医が記入した指示箋と診療情報提供書が必要となります。
 指示箋は下記から取得できます。
 →指示箋ダウンロード

申し込みまでの流れ・当院以外を受診されている方

費用

1回あたりの参加ご負担額は、医療保険の3割負担で¥2,470です。
自立支援医療を申請されている方は、1割負担で¥820です(自立支援医療の詳細は下記をご覧ください)。

自立支援医療自己負担上限額管理表について

この制度を利用すると、医療費の10%を自己負担分として支払うことになります。制度を利用した場合、リワークデイケアの利用料は1回当たり820円となります。

  • 世帯での住民税の課税状況により、医療機関に支払う自己負担額には、1ヶ月当たりの上限金額が設定され、月々の支払いはその金額以内とされています。
  • 上限金額は、1ヶ月あたり2,500円、5,000円、10,000円、20,000円に設定されます。
  • 指定医療機関の外来受診、薬局、リワークデイケアなど全ての料金を合計して上限に達した時点で、その月の自己負担がなくなります。
  • 有効期間は1年です。

申請方法

申請書は、市町村(精神保健福祉担当課)に設置されています。申請の際、診断書の添付が必要となります。診断書は外来窓口にて受付しています。

受け取りまで約10日前後かかります。診断書の料金は5,000円(当院)となります。市町村によりばらつきはありますが、申請の約2ヶ月後に自立支援医療自己負担上限額管理表(黄緑色の手帳)が交付されます。

ただし、手帳が届くまでの間は3割負担となります。手帳が発行されましたら、領収書と共に病院に持参してください。自立支援医療が受理された日にさかのぼって2割分を返金いたします。薬局も同様です。